少しだけ酔って声が減る
着るのは互いの笑い声
交わすこの人は何を求めているの?
出したお酒が似合わない。
年上のあなたには似合わない。
まだ知らない欲しいのはタンカレーのジン
溶けてグラスが話す頃
服を着たまま抱き合って
まだ入れたばかりの似合わないカクテルに
おれが飲んでおくよ。
連絡を取らなくなって随分
着ていたのは互いの過去
交わすこの人は何を求めているの?
出したお酒はタンカレーのジン
年上のあなたは口も付けず。
あなたを知らない知ったのはタンカレーのジン
排水口が話す頃
背中見つけてもう会えない。
せっかくいれたロックグラスは
俺にはまだ早すぎる。
あなたが残した手紙が
誰よりも愛そうとしてくれたあなたの文字が、
心の度数を上げて強く強くふらつかせる。
溶けてグラスが鳴く頃
僕はあなたをうたって
喉が渇いた頃にあなたの思い出を溶かす
タンカレーのジン