満員電車 押しつぶされる
窓に映る自分を見る。
隣と隣の人は携帯電話 見つめて
現実を見ない。
電車を降りれば いつもの風景
扉が開いて、すぐに降りたのに。
少し立ち止まって笑う練習
後ろから降りる人に舌打ちと睨まられる。
空笑った顔から苦笑い
今の自分に自信も持てず。
苦笑いから鼻で笑い
明日も明後日も変わらない自分がいる。
朝起きて布団からも出れず
いじる携帯電話
昨日の隣を思い出しては
嗚呼僕なんて現実に立つことも出来てない。
少ない電車に飛び乗って
声にならない声で話を聞いて
食えなくなるなんてこともないけれど
このままでいいのかと震える箸。
鼻で笑ってから愛想笑い
誰の話も相槌と
愛想笑いから薄ら笑い
手を洗う場所で心を汚してる。
たくさんの期待と使命感に押しつぶされたい。
躊躇しない決断の連続の人生に飛び乗りたい。
薄ら笑いから高笑い
誰かを馬鹿にして自分を知って
高笑いから笑い泣き
どうしてだろうな、涙が止まらない。
笑い泣いたら、泣き笑い。
悲しくて情けなくて涙がでて
泣き笑ったら、福笑い
枯れた池にはまた水を溜めましょう。