爪を噛んでしまうのは、寂しさ伏せる虚ろ笑。
声が欲しい、体が欲しい、会いたい会いたい。
躓く心の音が掻き消される知らない喘ぎ声。
止まる愛音に、思い出すあなたへの恋心。
「ねぇ。だめ。」口元に寄せる指先を取り、舌で撫でるあなたが愛おしい。
夢追いかけるあなたの背中を押すため、残酷な嘘をつく。
嫌いになんてなれない。好きなのに…好きなのに。
もう別れたのも昔話。心変わりもしたいのに。
出来ない。冷めない。あなたを愛したい。
動かす右手の指先は今夜もぼろぼろ。
爪を噛んでしまうのは、もどかしい時の証拠。
見てほしい、聞いてほしい、会いたい会いたい。
躓く心の音に負けないように喚く声。
止まる愛音に、信じたいあなたへの恋心。
「ねぇ。好き?」口元、噛み濡らす指先を、もろくつぶる愛おしいあなたに。
夢追いかける僕の背中を押すため、僕に笑いかける。
嫌いになんてなれない。なれないはずなのに。
もう好きだったのも昔話。心変わりを許して。
見てられない。情けない。あなたを愛するはずなのに。
動かす左手の恋心は今夜はばらばら。
ぼろぼろの指先を見つめて、思い出すあなたの立つ姿。
嫉妬でアツくなる握りしめたかばん。噛みしめた唇。
あの時の潤んだ瞳にもう…会えないのかな。
…ばらばらに何度もなる恋心。その度爪を噛んでる僕。
あれから3年も経ったけど、もし、戻れるなら言いたい。
今も。3年後も。あなただけだからって。
夢追いかける僕らの背中を押すため僕は謳う。
嫌いになんてなれない。…好きなのに。好きだから。
またあなたに唄う未来話。過去を嘲笑うあなたと僕。
夢追う、僕らに、あなたと笑い合う。
夢追いかけるあなたの背中を押すため、残酷な嘘をつく。
嫌いになんてなれない。好きなのに…好きなのに。
もう別れたのも昔話。心変わりもしたいのに。
出来ない。冷めない。あなたを愛したい。
動かす両手の指先は今夜もあなたを。
僕の恋心はいつもぼろぼろ。