忘年会、もうあれから1年くらい経っちゃったのかな。
酔っ払って出るあなたの話に、まるでドラマみたいだなんて。
引き返す言葉も身体も心も、ましてや裾を強く握った指先も
なにもないけれど
あなたの話をたくさんするよ。
終電はもう終わってしまったけれど、
夜が明けると始発が走り出すよね?
消えないまどろんだ酔いのような
…どうして、僕じゃ駄目だったの?
新宿駅のホーム、普段あまり乗らない14番線
ほろ酔った「うちこない?」だなんてあまりに汚いね。
笑いあった言葉も身体も心も、ましてや強く抱きしめたあの腕も
なにもないけれど
あなたの話をたくさんしたよ。
終電はもう終わってしまったけれど、
夜が明けると始発が走り出すよね?
もうちゃんと醒めた酔いのせいにして
教えてよ、どうして僕じゃ駄目だったの?
変わるよ、想いは。
めぐりめぐりめぐりいく時間。
あなたのことばかり考えているわけじゃない。
でも、歌うたびにこの道にだって
あなたがいる。思い出したくなんかない
終電はもう終わってしまったけれど、
夜が明けると始発が走り出すよ
もう二度と走らない列車に
手を振る。僕にしか見えない終電に。
その時教えてよ、僕じゃ駄目だった理由を。
きっと、きっと、笑い話にさせるから。