細い道を抜けて あなたの家の前
自転車を押し あなたの荷物を カゴに入れて
ケンカなんて言葉すら 感じさせないまま
友達以上恋人未満を尽きぬ話が知らせた。
泪の話 笑顔の話 世間話 うわさ話
何も実は、覚えてないんだ。
あなたへの想いを隠すので 精一杯だったのだけ覚えてる。
この声が枯れる程、あなたの名前を
どうして呼ばなかったのかな?
もし、今、もう一度 あなたに逢えるのなら
何も言わずこの手で抱きしめたい。
手を振ればあなたが 振り返り笑顔で
「バイバイ」って言うその姿が
本当に可愛くて だから 落ちてった僕でも
あの時の事を笑って話せるんだよ。
流れる泪を本当は僕が ぬぐわなきゃだめだったのに
何も言えずに ただとなりでいることしか
出来ずに、ほんまに あほやなぁ 僕は
恥や照れなんて、今になって思うけど
ほんまにしょうもないもんやで
風邪をひいたあなたに 黙って風邪薬
渡すくらいしか出来んかったんや
どんな話よりもちゃんとあなたに「好き」って伝えたかったなぁ
この声が枯れる程 あなたの名前と共に
どうして言えなかったのかな?
もし、今、もう一度あなたに逢えるのなら
あの時の話を笑って。
叶わない恋だった、でも、今となりで
あなたが笑ってるからそれでいいんだよ。
髪型やメイクは変わったけど
変わらないかわいい 笑顔が友達以上恋人未満。
本当に可愛くて だから落ちてった僕でも
あの時の事を笑って話せるんだよ。