あなたが今日死ぬこと 一体どれだけの人が知っていますか。
いつか見返してやると思い下げた頭を 紐に預け結局下を向いている。
そんな5秒後を想像して、バカみたいだなんて、タバコを買う勇気もなく牛丼を買って食うだけ。
胸に溜まるしこりの数と 身体に出来たそれらの印は、一体誰が癒してくれますか。
掌に込めた十代の頃 根拠の無い自信で固めていた。
掌に集めたあの想いは いつになれば溢れ出ますか。溢れ出ますか。
あなたが今日死ぬこと 一体どれだけの人が知っていますか。
誰にも期待しないと決めたホーム 電光掲示板に人身事故の文字が踊る。
鼻で吹いた路上ミュージシャンと そこだけの明かりの朝シャンは、ただ目に沁みるだけ。
指先に出来るタコの数と たくさんの絶望でも大きすぎた希望の数では、
絶望とかく汗は同じでも、種類がまるで違う。
掌に込めた無知の頃
『大人』というロックンロールを。ロックンロールを。
掌に集めた夢や希望は いつになれば伝わりますか。届きますか。
誰も救えないまま。
誰にも頼られないまま。
できることだけをやり、やりたいことからは目を背け。
心の中では馬鹿にしてる仲間と売れないミュージシャンを嘲笑うことしかできない誇り(ホコリ)が舞う。
掌に込めた現実
あてのない未来は明るい。未来は明るい。
掌に込めた過去
いつも乗り越えてきた。乗り越えてきた。
あなたが今日死ぬこと
一体どれだけの人が知っていますか。知っていますか。